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Hibワクチンのすべて

  • 2009年5月17日

最近「Hibワクチンは受けておいたほうがいいんでしょうか?」とか、「こども診療所ではHibワクチンを受けられますか?」というお問い合わせが増えています。こども診療所では、お子さんの健康を守る上で必要なワクチンは取り寄せてでも接種するようにしていますが、Hibワクチンに限らず他のどのワクチンでも、任意接種の予防接種については、必要かどうか、つまり受けるべきかどうかの判断は保護者の方にしていただいています。「受けたほうがいい」とも「受けなくてもいい」とも申し上げません。判断はしませんが、判断するのに必要な説明や情報はご納得いただけるまで提供いたします。その上で最終判断を保護者の方にしていただいています。

ただ、Hibワクチンについては、諸外国ではかなり以前から接種が行われていましたが、日本では接種できるようになってからまだ数ヶ月しかたっておらず、接種を受ける皆さんはもとより、接種する医者の側でさえ十分な情報がないまま、「入手困難!」という尾ひれまでついてマスコミで喧伝されたものですから、「受けなければいけない」ような強迫観念にとらわれてしまった方もあり、最初に挙げたような疑問や不安を抱いてしまうのでしょうし、それに対して医者側も適切なアドバイスを差し上げられないというのが現状ではないでしょうか。

そこで、こども診療所では「これさえ読めばすべてがわかるHibワクチン大百科」を作製して皆さんにHibワクチンを正しく理解していただき、正しく予防接種を受けていただくことにしました。今までも他の病気や他のワクチンなどで「大百科」を作製しましたが、「大百科」ですから例によって延々と続きます。しかし、ワクチンといういわば病気の素を入れて病気を予防しようという予防接種に関しては、安全性や効果また副反応について120%も200%も確実な情報を入手すべきだと思いますので、どうか皆さんも腰を据えてじっくりと読んでください。

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