- 2009年6月22日
今日6月22日、江戸川区で初めてとなる新型インフルエンザの感染者が確認されたと江戸川保健所から報告がありました。
確認された感染者の概要をお知らせします。
感染者はオーストラリアから帰国した27歳のご夫婦2名です。6月19日に現地で38℃台の発熱があり、21日に帰国し、同日夜発熱外来を受診しました。インフルエンザ(全般)の診断の下、22日、東京都健康安全研究センターにおいて遺伝子検査を実施したところ、新型インフルエンザであると確認されました。感染者の容態は安定しており、現在自宅療養中とのことです。
とうとう来たかっ!と思われた方が多いと思います。感染予防になお一層の注意が必要なのはもちろんですが、このご夫婦は一次感染者ですから、江戸川区内で二次感染者が出るか出ないかが問題だということをご理解ください。
21日に帰国してから江戸川区内に居住する誰かと接触し、その誰かが新型インフルエンザにかかったとき(二次感染)が、本当の意味での新型インフルエンザとの闘いになるのです。
江戸川保健所では当然このご夫婦の帰国後の足取りをたどり、接触者の割り出しを行っているはずですが、新型インフルエンザの最長潜伏期間である帰国後1週間、つまり28日までに江戸川区内で二次感染者が発生しなければ江戸川区内でのパンデミックは避けられるとお考えください。
あせって特別なことはしなくても大丈夫です。今までやってきたことを確実に実行して感染の拡大を予防してください。