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東京臨海病院の時間外受診について

  • 2017年9月10日

東京臨海病院は、東京都の二次救急医療機関として、入院を必要とするような患者さんを主な対象として、24時間体制で診療を行っています。夜間・休日に受診される方の数も多いとのことです。

しかし、夜間・休日に直接来院された患者さんをお断りすることは出来ませんので、重症度や緊急性の高い患者さんの診療に支障をきたすこともあるようです。

そこで、東京臨海病院では通常の診療時間外に受診された重症度や緊急性の高い患者さん以外の方々には、今年の7月1日から「厚生労働省告示第107号」という正式な通達に基づいて、「時間外選定療養費」5,400円(税込)をお支払いいただくことにしたとのことです。

「時間外選定療養費」は、保険診療外の医療費ですから、保険証をお持ちになっても、医療証をお持ちになっても、減額されたり無料になったりすることはありません。再診の場合にもその都度加算されます。

また、江戸川区医師会夜間休日急病診療所のような、比較的軽症の患者さんを対象にしている(重症の患者さんは二次救急医療機関に紹介する)一次救急医療機関では「時間外選定療養費」は加算されません。

さらに、こちらはもともとですが、紹介状を持たずに東京臨海病院を受診いたしますと「初診時選定療養費」として「時間外選定療養費」の他に3,240円(税込)も加算されます(初診時のみ)。

 

「時間外選定療養費」の対象となる時間帯は次の通りです。

平 日            : 午後5時から翌朝午前8時まで

第2・第4土曜日(祝日は除く): 正午から深夜(午前)0時まで

第1・第3・第5土曜日、第2・第4土曜日が祝日の場合、日曜祝日、年末年始

: 午前0時から翌朝午前8時まで(32時間)

 

「時間外選定療養費」が徴収されないのは次のような場合です。

受診をしてそのまま入院となった場合

別の医療機関から救急外来受診のための紹介状を持参した場合

当日東京臨海病院を受診して症状が悪化したために再受診した場合

あらかじめ時間外の予約をしてある場合

 

夜間・休日などにお子さんの具合が急に悪くなった場合などは、親御さんご自身の判断で受診なさるケースが多いと思いますが、そういう場合にはほとんど「時間外選定療養費」が加算されることになるとお考え下さい。

夜間・休日の受診には、面倒かもしれませんが、まずは江戸川区医師会夜間休日急病診療所を受診され、医師の診断に基づいて、必要があれば紹介状を持参して東京臨海病院を受診なさることによって5,400円(場合によってはさらに3,240円)の出費をセーブすることが出来ると思います。

 

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